FC2ブログ

タイトル画像

スポンサーサイト

--.--.--(--:--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


国家賠償の記録


スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]
タイトル画像

国家賠償上告理由書を提出しました。(平成29年12月13日)

2017.12.16(13:13) 6

国家賠償訴訟で敗訴したので、最高裁に上告しました。

平成29年10月30日付けで、上告通知書が届き、
平成29年12月13日に、上告受理申立て理由書、及び、上告提起理由書を提出しました。
全文 13頁です。


事件番号 平成29年(ネ受)第39号   上告受理申立て事件

最高裁判所 御中

申立人  金丸 啓子
相手方  国

上 告 受 理 申 立 て 理 由 書

平成29年12月13日

  申立人  金丸 啓子  印

第1
1,
別訴は、申立人が提訴した「文書偽造罪」(刑法159条)の「申込書偽造」ではなく、「自署だけでなくその他の事情(保険契約の成否)」で判断したとして、原審もそれに追従し判決をしていることから、原判決には、判決に影響をおよぼすことが明らかな法令の適用の誤りの法令違反がある。

2,
申立人は、訴状 2頁3で、「・・「その余の機会に・・可能性が排斥できるわけではないから・・。」の基盤であり、また、私文書偽造等罪(刑法159条)の成立を妨げる、弁論の全趣旨によらない裁判官の目視のみでの自署認定は・・。」、更に、(原控訴理由書の 7頁 ㉑ で「・・「当日良孝不在」の立証を無効化し、争点をすり替えた、別訴の「締結事務を任されていた。」・・」(趣旨 上告人の表見代理=法適用の誤り)、

更に、8頁 ㉓ ア、で、「・・事件番号 昭和40(オ)574 「・・原判決には証拠資料たりえないものを事実認定の用に供した違法あり・・。」の判例違反である。」、

及び、イ、で、「昭和52年4月15日の判例、「・・補助事実は、自白の対象にならない。」の判例違反である。」と主張したにも拘らず、原審がその判例違反、及び、法適用の誤りを是正せず漫然と看過するのは、憲法76条 3「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」の憲法違反である。

3,
相手方の「その余の事実はいずれも不知ないし否認」、つまり、「その事実は存在しない」に拘束(民訴321条)された原審の「証拠の取捨判断」「事実の認定に対する不満」とは、「甲31」(別訴答弁書赤枠内)に「その余の事実」が記載されている以上、「別訴答弁書を証拠とみなして排除した。」であり、

また、法令適用に重大な影響を与える、企業部外者が勝手に判断できない申込書用紙形態「甲27・甲28の赤枠内の9,5,28,」(申込書用紙機械出力日の印字日付)、及び、業務作成書類(副申書は職員作成の内部文章)に関する、通常は信じるべき「その余の事実」の説明を漫然と排除するのは、裁量権の逸脱、及び、職権乱用であり、弁論主義違反、及び、憲法76条3の憲法違反である。

4,
更に、上告審は、別訴の「宣誓書と比較して自署」の事実認定に拘束される(民訴321条)のであり、原二審判決 3頁(1)の、「原判決5頁7行目「筆跡」の後に「と良孝の筆跡であることに争いのない署名の筆跡とを比較した」を加える。」の「争いのない筆跡」の解釈を上告審に委ねて、筆跡拡大すると明らかに異筆の「宣誓書」以外の筆跡と誤認、あるいは、誘発する意図(悪意)であれば、憲法76条3、及び、憲法14条の「法の下の平等」の憲法違反である。


第2
1,
別訴は、保険契約の成否ではなく、「甲1・3・4・6」(平成4年・9年の保険契約申込書と子供の告知書)の中武文子の申込書偽造で提訴したものである。

しかし、別訴は、弁論の全趣旨によらない裁判官の目視での筆跡判断で、「甲2・甲5」の内部文章を含む「甲1ないし甲6は自署」の事実認定で敗訴したのである。(「甲10~甲15」・「甲20」(宣誓書と平成9年申込書の筆跡比較)・「甲22」(平成9年副申書と平成9年申込書筆跡比較)・「甲23~甲26」(筆跡拡大を重ねて比較)を参照)

であるから、原審は、弁論の全趣旨によらない裁判官の目視での自署認定は司法権の行使であるか否か。更に、その高度な筆跡鑑定能力を有しているか否かを争点として提訴したのである。

2,
相手方は、申立人が「甲31」(別訴答弁書赤枠内)等の転写で主張した事実を、その特定、及び、理由も付さずに「その余の事実はいずれも不知ないし否認」と反論した。

そして、一審判決 5頁6段目で、「別件第1審判決及び別件控訴審判決は、いずれも、本件各申込書等の筆跡だけでなく、その他の事情(別件訴訟に先行して、良孝自身が提起していた民事訴訟において、良孝が平成4年転換及び平成9年転換につき、いずれも自身が契約したものと認めていたこと等)も考慮の上、中武が本件各申込書等を偽造したと認めることはできないとして・・棄却しているのである。・・」と判決したのである。

3,
別訴が証拠採用した、「その他の事情」とは、良孝原告の「甲7」(平成12年申込書(中武代筆・中武購入の印鑑))のみを争う裁判での証言である。つまり、その裁判では、平成4年・9年契約の成否の判断はしていないのである。

しかも、そのことは、別訴控訴理由書の別紙「甲30」5頁 第5,1,赤枠内で、「良孝は、平成4年は契約を認めた事実はない。・・似ているので・・署名を自署だと勘違いしただけである。(証人尋問 乙2の53~55)・・。2,平成9年(申込日付け5月28日)については、平成9年6月16日・16時21分作成の設計書(甲28)で養老特約350万円等の虚偽の説明を受けて加入を承諾したのである。・・3,・・平成4年は本人妻子型(子供死亡保障200万円)ではなく、本人型だと虚偽の説明をしたことを認めているのであるから、明らかに保険業法300条の無効契約である。」と反論しているのである。
(原控訴理由書7頁~8頁 ㉒ ㉓を参照)

4,
また、「証人尋問96」の弁護士質問の「・・平成9年のときは、自分が奥さんに任せずというか、奥さんは体調が悪かったので、平成9年のときは御自分で説明を聞いて契約したのだと陳述書に書いてありますが、乙第22号証の1の「申込書」を見てください。この平成9年のとき、この「契約者署名」欄、「被保険者」の署名欄はあなたが書いたということでいいんですか。」に対し、良孝は、「契約はしましたが、これは私が書いた字ではないですね。」と証言している。

更に「証人尋問102」で「(平成9年)「被保険者の妻・子に関する告知書」の「主契約の被保険者」の自署欄はどうですか。」「これは違いますね。」と証言している。

つまり、良孝は、「申立人は体調不良で保険契約関与無し」、更に、「平成9年申込書、及び、妻・子の告知書は自署ではない。」と証言しているのである。

更に、良孝裁判で中武文子が代筆・代印を認めた、平成12年の「被保険者の妻・子に関する告知書」(証拠未提出)の「証人尋問29~33」で、「(良孝)似ているような。」「(弁護士)似ているようなきがする。」「(良孝)うん(考え中)はっきり。」「(弁護士)よくわからない。」「(良孝)はい。」と証言している。

つまり、良孝の筆跡の証言は矛盾し、更に、中武文子に模写された「金」「丸」「良」「孝」筆跡の判別が出来ないのである。(甲7・甲20~甲26参照)

5,
しかし、別訴二審「甲19」5頁5段目でも「平成4年転換及び平成9年転換について、良孝が殊更に虚偽を述べる理由は見出し難いので、上記各供述は信用性を有すると考えられる(なお、証拠(乙2)によれば、良孝は本件各申込書類の一部の筆跡について自己のものでないと供述したり、署名が自己の筆跡であるか否かについて、一部供述を返遷させたりしていることがうかがわれる。しかし、各転換契約の成否という結論部分については上記のとおり明確に供述していることが明らかであるから、この点をもって良孝の上記各供述の信用性が揺らぐものではない。)。」と、良孝証言の「筆跡判断の矛盾」を熟考せず、更に、「模写された筆跡を判別できない事実」等を除外し、漫然と、

「証人尋問52「(平成4年)これは自分のものです。」・「証人尋問103「(平成9年)間違いない。」の証言だけで、良孝裁判で判断していない、「平成4年・9年各転換契約の成否」を判断して、別訴一審の「宣誓書と対比し甲1ないし甲6は自署」の事実誤認を是正しないのである。(弁論主義違反・処分権違反)

6,
つまり、上記を「その他の事情」に採用するのは、事件番号 昭和40(オ)574 「・・かかる間接事実についての自白は、裁判所を束縛しないのはもちろん、自白した当事者を拘束するものでもないと解するのが相当である・・原判決には証拠資料たりえないものを事実認定の用に供した違法あり・・。」の判例違反である。

7,
良孝裁判では、中武文子の代筆・印鑑変更の双方代理権を認め、「保険契約の成立=自署・本人印」ではなく、「保険契約の成立=中武文子の代筆・代印」で「申込書は偽造ではない」である。

確かに、別訴一審の「締結事務を任されていた」の事実認定、つまり、申立人の表見代理権も是正されていないのである。(処分権違反)

8,
一審判決 5頁 11段目の、「・・原告の主張は、別件第1審判決及び別件控訴審判決の全体の趣旨を正解せず、その判断要素の一部について、原告の考える問題点を指摘するものにすぎず、上記1の特別の事情を的確に主張立証するものとはいえない。」

二審判決 3頁(1)の、「原判決5頁7行目「筆跡」の後に「と良孝の筆跡であることに争いのない署名の筆跡とを比較した」を加える。

3頁 2,(1)18段目で、「・・補正した上で引用する原判決の認定説示のとおり、別件第1審判決及び別件控訴審判決は、いずれも、本件各申込書等の筆跡だけではなく、その他の事情も考慮の上、中武が本件各申込書等を偽造したと認めることはできないと認定判断をしているのであり、このような認定判断の過程は何ら自由心証主義に反するものではなく・・・。」の解釈は、

申立人が何度も念押しで主張している、「保険契約の成否ではなく申込書偽造を争点にしたものである。」の「私文書偽造等罪159条」ではなく、「保険契約の成否の結論部分での申込書偽造ではない。」と解される。

つまり、「裁判所は当事者が申し立てていない事項について、判決をすることができない。」の民訴246条違反であり、法令適用の誤りである。

9,
ちなみに、良孝裁判では、中武文子の、「申込書の印鑑不備(欠けている)で事務員に取直しを命ぜられ、早急な申込書の会社提出と、お客様に迷惑を賭けないために、急遽500円の三文判を購入し、誰にも告げずに、代筆・印鑑変更・日付変更して、申込書等を再作成し、不要になった原本の申込書等は破棄したことを、裁判になってから思い出した。」の主張を認め、つまり、中武文子の代筆、及び、印鑑変更の双方代理権が認められて良孝敗訴したのである。

10,
別訴の争点の「自署であるか否か」は、申立て人の代理権は想定外で設定し、「当日在宅か否か」は、提訴前に「甲2・甲5、及び、甲9」(副申書=報告書)は職員の中武文子作成の内部文章、及び、「甲27・甲28」の赤枠内の「9.5.28」は申込書用紙機械出力日付印字であることを、第一生命の文章回答で確認して設定したものである。

つまり、申込書作成当日、及び、副申書の作成者は、終始一貫して争いはないのである。(「甲30」2頁2 赤枠内・「甲31」2頁3(1)、及び、5頁 第3 赤枠内等を参照)(民訴246条違反・不意打ち禁止)

11,
別訴一審の筆跡の事実認定は、(甲18)2頁 下段3段目「・・、上記甲1ないし甲6号証の良孝の署名部分の大半が自己の筆跡でない旨陳述しているが、上記本人尋問の際の宣誓書の署名の筆跡及び甲1のうち自己の筆跡であると認めた契約者欄の署名と対比し、甲1ないし甲6号証の良孝の署名はいずれも良孝が自署したものと認められる。)こと・・。」である。

12,
申立人が、その事実誤認の立証責任で反論した結果、別訴被上告人は「甲31」5頁で、「控訴人の主張するとおり、副申書は被控訴人職員が作成する内部文章であり、訴外良孝が作成した文章ではない。」、つまり、「甲1ないし甲6は自署」は事実誤認であり、裁判官の目視の筆跡判断では、真否不明であることを別訴被上告人は認めたのである。(甲10~15・甲20~26の筆跡拡大比較を参照)

13,
原二審判決の、3頁18段目で、民訴229条の「文書の成立の真否は、筆跡又は印影の対照によっても、証明することができる。」を根拠にしたように、上記の証拠(主張)は、判決の法令適法に重大な影響を与えるのであり、その証拠を相手方は「不知ないし否認」して、自由心証主義で排除し是正しない事情こそが「・・違法又は不当な目的を持って・・判決したことを推認する事情」になるのである。(自由心証主義違反・弁論主義違反)

14,
更に、別訴一審の「甲18」3頁3段目の「契約締結の事務を任されていた・・」の事実誤認の立証責任で、「甲16」2-1(4)(良孝裁判の第一生命被準備書面)で反論した結果、別訴被上告人は、「甲31」4頁の赤枠内「・・被控訴人は、平成9年契約の説明には控訴人は関与していないと供述したのみであり、印鑑の押印を否定していたわけではない。」(趣旨 説明関与なしの無権代理人が共用・共通印を押印した。)と反論したのである。

15,
別訴一審の敗訴理由が、「締結事務を任されていた。」つまり、誰も主張していない「申立て人は表見代理人」である以上、別訴被上告人の「申立て人は説明関与なし=無権代理人」という主張は、判決の法適用に重大な影響を与えるのであり、その証拠を相手方は「不知ないし否認」して、自由心証主義で排除し是正しない事情こそが「・違法又は不当な目的を持って・・判決したことを推認する事情」になるのである。(自由心証主義違反・弁論主義違反・処分権違反)

16,
相手方は、第1準備書面 2頁 5段目で、「次の各事実を認め、その余の事実はいずれも不知ないし否認し、法律上の主張は全て争う。」 4頁 7段目で、「これらの認定・判断の相当性は、本来、上告等の訴訟法上の救済方法によって是正ないし担保されるべきものである。」 4頁13段目で、「本件判決及び本件控訴審判決に上告等の訴訟法上の救済方法によって是正されるべき庇護が存在するとは、およそ考えられない。」と主張した。

そして、一審判決 5頁21段目で、「論理則、経験則違反である旨主張しているものと解される。しかし、仮に上記のような事情が存したとしても、これらは、まさに上告等の訴訟法上の救済方法によって是正されるべき事情にとどまるのであって、上記1の特別の事情を的確に指摘するものではない。」と判決した。

申立人は、相手方の「その余の事実はいずれも不知ないし否認」、及び、「是正されるべき庇護が存在するとは、およそ考えられない。」の主張を、「その余の事実を知らない。存在しない。」と解釈し、一審が示唆した「上告等で是正されるべき事実・・」の存在を立証するために反論をしただけである。

しかし、原二審は、その法令の適用に重大な影響を与える是正すべき事実の存否の判断をせずに、「証拠の取捨判断、事実の認定に対する不満」、つまり、

「証拠、及び、弁論の全趣旨による事実認定によって確定された事実関係」について法適用ではなく、「証拠の取捨判断後の事実認定によって確定された事実関係(保険契約の成否)」について法適用すると判決したのである。(法適用の誤りの法令違反)

17,
弁論再開した別訴一審の事実認定は、「甲1ないし甲6は自署」、「締結事務を任されていた。」「申込みがなされた平成4年7月4日と・・平成9年5月28日には・・良孝が当日不在であったからといって」、「偽造ではない」である。

つまり、文書偽造のみで提訴した別訴一審では、「自署」「申込当日不在」「締結事務を任されていた。」(自署に対し理由齟齬)の事実認定、つまり、申立て人は表見代理人(法令の適用の誤り)と認定されたため敗訴したのである。(弁論主義違反・釈明義務違反・民訴246条違(処分権違反))

18,
別訴二審では「甲16」(良孝裁判での被告準備書面(3)の9頁と10頁)で「控訴人は締結事務を任されていた。」は事実誤認であると反論すると、別訴被上告人は、「甲31」4頁の赤枠内「・・被控訴人は、平成9年契約の説明には控訴人は関与していないと供述したのみであり、印鑑の押印への関与を否定していたわけではない。」(趣旨 説明関与なしの無権代理人が共用・共通印を押印した。)と反論したのである。

19,
その反論によってであるか否かは不明であるが、別訴二審判決「甲19」5頁4,で、(最高裁判所昭和39年5月12日第三小法廷判決・民集18巻4号597頁)(民訴228条4項)を根拠に、偽造ではないと判決したのである。

しかし、上記最高裁判例は、「反証のない限り」であり、「無権代理人の共通・共用印の押印」という証拠(主張)は、判決の法令の適用に重大な影響を与えるのであり、その証拠を相手方は「不知ないし否認」して、自由心証主義で排除し是正しない事情こそが「・・違法又は不当な目的を持って・・判決したことを推認する事情」になるのである。(自由心証主義違反・弁論主義違反・処分権違反)

20,
また、良孝証人尋問の6頁 55 「(平成4年)契約者の字は私の字です。下の「被保険者」の欄は自分の字じゃないです。右の「金丸啓子」の字も自分じゃないです。・・」の矛盾した証言に続いて、56 「(裁判官)印鑑はどうですか。その印鑑はお持ちの印鑑ではないですか。」「(良孝)印鑑は私は分かりません。女房は銀行印だと言っていますが、私はほとんど押したことがないですから。」と証言している。

つまり、判決の法令適用に重大な影響を与えた、「これは私の字です。」だけは採用し、それと矛盾した「自分の字じゃないです。」、「の字も自分じゃないです。」、及び、それに続いて証言した判決の法令適用に重大な影響を与える「印鑑は私は分かりません。」(趣旨 申立人管理の共通・共用印)を「その他の事情」から排除するのは判例違反であり、自由心証主義違反、及び、職権乱用である。
(「甲27・28」の赤枠内の共通・共用印を参照)

21,
いずれにしても、別訴一審の「締結事務を任されていた」の解釈が、「表見代理人の共通・共用印の押印」に限定されたとしても、「自署」「当日不在宅」は経験則に照らしても不可能であり理由齟齬であることに変わりはないのである。

22,
また、別訴控訴答弁書「甲31」2頁 赤枠内の「甲第4号証及び甲第8号証の用紙が機械出力されたのは、平成9年5月28日であることを認める。」、及び、5頁 赤枠内の「控訴人の主張するとおり、副申書は被控訴人職員が作成する内部文章であり、訴外良孝が作成した文章ではない。」は、第一生命の既存の申込書用紙形態(申込書用紙機械出力日を印字する)、及び、企業内部業務作成書類の説明をしているのである。

つまり、通常は信じるべきその説明を「弁論の全趣旨」として採用すれば、別訴二審の「その余の機会の可能性を排斥できない。」(趣旨)という推測、及び「甲1ないし甲6は自署」という事実認定はありえないのである。

23,
つまり、申込書作成日の特定、及び、筆跡に関係なく副申書作成者の特定が可能である重要な証拠の、通常は信じるべき業務上のシステム説明を「不知ないし否認」で排除して、更に、別訴一審が事実認定した申込書当日を覆してまでも推測した「その余の機会の可能性を排斥できない。」(趣旨)の事実認定は、判決の法令適用に重大な影響を与えたのであるから、その証拠を相手方が自由心証主義で排除し是正しない事情こそが「・・違法又は不当な目的を持って・・判決したことを推認する事情」になるのである。(職権乱用・採証法則違反・自由心証主義違反・弁論主義違反)

24,
原二審判決 3頁3段目(1)の「原判決5頁7行目「筆跡」の後に「と良孝の署名であることに争いのない署名の筆跡とを比較した」を加える。」とあるが、しかし、相手方の「その余の事実は全て不知ないし否認」の主張、及び、別訴二審判決の全趣旨等を考慮すると、「争いのない署名の筆跡」とは「甲1」(平成4年申込書)となるのである。

①(甲19)別訴二審判決 4頁 第4 2で、「証拠(乙2)によれば、良孝は、別件訴訟における本人尋問で、平成4年転換に係る転換契約申込書について、「契約者」欄に記載された署名が自らのものかどうか質問され、「これは自分のものです。」「契約者」の字は私の字です。」と供述していることが認められる。」(乙2第52項・第55項)。

②5頁 3段目 「別件訴訟では、平成4年転換及び平成9年転換について殊更問題とされず、平成12年転換についてのみ良孝の意思に基づき契約手続きがなされたか否かが直接の争点とされていることから、平成4年転換及び平成9年転換について、良孝が殊更に虚偽を述べる理由は見出し難いので、上記各供述は信用性を有するとかんがえられる(なお、証拠(乙2)によれば、良孝は本件各申込書類の一部の筆跡について自己のものではないと供述したり、署名が自己の筆跡であるか否かについて、一部供述を変遷させたりしていることがうかがわれる。しかし、各転換契約の成否という結論部分については、上記のとおり明確に供述していることが明らかであるから、この点を持って良孝の上記供述の信用性が揺らぐものではない。)。」

25,                                
つまり、「甲30」5頁 第5 赤枠内「良孝は、平成4年契約を認めた事実はない。申込書の筆跡が似ているので・・自署だと勘違いしただけである。」等の申立人の反論を無視した、上記別訴二審判決から解釈すると、「争いのない筆跡」=「契約者の字は私の字です」=「信用性を有すると考えられる」=「信用性がゆらぐものではない」=「平成4年申込書」=「甲1」となるのである。

つまり、原二審判決で補正し加えた「本件各申込書等の筆跡と良孝の署名(=「甲1」)であることに争いのない署名の筆跡とを比較した。」とは、「甲1」は、「契約者の字は私の字です。」の証言だけで「契約の成否」を判断した後、「成立=自署」と本末転倒で判断したことになり、民訴229条違反である。

26,
別訴の目視での筆跡鑑定手法は、極めて簡略的で判例違反である。

① 別訴一審判決、(甲18)2頁 下段3段目「・・、上記甲1ないし甲6号証の良孝の署名部分の大半が自己の筆跡でない旨陳述しているが、上記本人尋問の際の宣誓書の署名の筆跡及び甲1のうち自己の筆跡であると認めた契約者欄の署名と対比し、甲1ないし甲6号証の署名はいずれも良孝が自署したものと認められる。)こと・・。」である。

② 別訴二審判決(甲19)5頁 3 は、「また、平成4年転換及び平成9年転換に係る各転換契約申込書(甲1・4)の「契約者」及び「被保険者」欄の「金丸良孝」の筆跡と、別件訴訟の本人尋問の際に自署された良孝の宣誓書(乙2)の筆跡とを対照すると、いずれも、「良」の1画目の向きが右下がりになっている点、「孝」の4画目の払いが直線状になっている点等が共通しており、また、全体的に見て同一人物の筆跡と見ても不自然ではない。」である。

27,
つまり、上記の、「住所」等を排除して、「宣誓書の氏名のみで対照した二画のみの共通点、及び、全体的に見て同一人物と見ても不自然ではない。」として、「甲1ないし甲6は自署」と事実誤認をした「判例違反」の筆跡判断手法が、

民訴229条の「文書の成立の真否は、筆跡又は印影の対照によっても、証明することができる。」の法適用、並びに、自署と断定できるほどのレベルの筆跡判断であるか否かである。(民訴229条違反)(甲20~26の筆跡拡大比較を参照)

28,
ちなみに、相手方は、下記の判例等を「その余の事実は不知ないし否認」と反論した。そして、原二審では「証拠の取捨判断・事実認定に対する不満」と判決し、別訴の目視での筆跡自体の認定判断過程は判例に拘束されないとしたのである。(下記の判例違反)

① 東京高裁 平成12年10月26日判決(判例タイムズ1094号242頁)の「・・鑑定の結果と乙64・・結論の違いは・・筆跡鑑定によって・・断定することはできないというべきである。筆跡の鑑定は・・その証明力に限界があり・・事案の総合的な分析検討をゆるがせにすることはできない。」

② 一澤帆布遺言書事件判決「文章が偽造されたものである場合、似せて作成するため、共通点や類似点が多く存在したからといって直ちに真筆と認めることはできない。」

③ 「最高裁 昭和40年2月21日判決 昭和40(あ)238
「伝統的筆跡鑑定方法は・・証明力に限界があるとしても・・筆跡鑑定におけるこれまでの経験の集積と、その経験によって裏付けられた判断は、鑑定人の単なる主観にすぎないもの、と言えないことはもちろんである。したがって、事実審裁判所の自由心証主義によって、その罪証に供すると否とは、その専権に属することがらであるといわなければならない。」

29,
原二審判決 3頁 2 18段目(1)の「補正した上で引用する原判決の認定説示のとおり・・」、つまり、「本件各申込書等の筆跡と良孝の署名であることに争いのない署名の筆跡とを比較した。」は、別訴判決の「宣誓書の署名の筆跡・・契約者欄の署名を対比し・・。」と異なっており、その解釈次第で結果が相反する意味不明な表記である。

30,
別訴の争点は「甲1・3・4・6は自署であるか否か」である。仮に、「争いのない筆跡」が「甲1」であれば、同一人物の筆跡であることは最初から争いは無いのであり、その同一人物が良孝であるか中武であるかを争っていたのである。

つまり、相手方が、証拠の取捨判断ではなく、「甲31」(別訴控訴答弁書赤枠内)等を精査して弁論の全主旨で判断したのであれば、「甲1ないし甲6は自署」の事実認定は、中武文子の筆跡であり、同時に良孝裁判の証言の(甲1=平成4年)「これは私の字です。」の矛盾を証明したことになるのである。

そして、筆跡対照に、「宣誓書」も含むのであれば、真否不明となるのである。

31,
いずれにしても、別訴の目視での筆跡判断の、「宣誓書と甲1ないし甲6は自署、及び、同一人物」の事実認定は上告審を拘束(民訴321条)するのであるから、

「宣誓書と比較した甲1ないし甲6」の筆跡は「誰が見ても異筆」ではいけないのである。(甲10~15)(甲20~26の筆跡拡大比較を参照)

32,
つまり、平成12年契約だけを争う良孝裁判で判断していない「平成4年9年の成立」(仮に判断していれば処分権違反)を前提にした「その他の事情」(保険契約の成否)だけを自由心証主義で証拠採用するのではなく、

争点が「自署であるか否か」である以上、申立人が示した筆跡判断に関する判例等を「不知ないし否認」ではなく厳守して、申込書の筆跡そのものの検証が最重要であり、その他の事情(良孝裁判で判断していない契約の成否。)を考慮して、筆跡拡大比較すると「宣誓書」とは明らかに異筆にも拘らず「甲1ないし甲6は自署」の事実誤認を是正しないのは職権濫用であり、「・・違法又は不当な目的を持って・・判決したことを推認する事情」になるのである。(民訴229条違反・自由心証主義違反・弁論主義違反・処分権違反・職権乱用罪)

以上

スポンサーサイト

国家賠償の記録


未分類 トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
<<(国家賠償)最高裁から記録到着通知書が届きました。 | ホームへ | 被控訴人が「不知ないし否認」した、別訴答弁書の記載内容>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。